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ベルギー人のでかい旦那と、2匹のワンズ、デブ猫に囲まれた平和?な生活。「犬」で起業し早4年。楽しく忙しい今日この頃。
天使達に会った日
2011年12月15日 (木) | 編集 |
なんだか忙しくて走り回っている12月だけど、今日お友達みっちゃんの息子に会いに、Banneuxというベルギーの南の果てに行ってきた。

腐れ縁のみっちゃんとはもう10年以上もお友達だけど、私は今までみっちゃんの息子ジュリアン君に会ったことがなかった。なぜかというと、ジュリアン君は重度の障害者で、家庭では世話ができないのでカトリックのシスター達が面倒を見ている施設で生活しているから。長い話を短くすると、もうすぐ16歳になるジュリアン君はみっちゃんと旦那さんがベトナムから養子として迎えた子。生後数ヶ月でもらったときには既に「何かがおかしい」ということには気づいていたんだけど、ベルギーでテストを受け彼が脳性マヒだったということが判明。それも、歩くことも、話すことも、自分で食べることもできない重度の障害だった。そんな障害をもった孤児達を大事に世話してくれる施設の為に基金をつくり、施設設立、拡大に多大な協力をしたみっちゃんご夫婦。

今日はそのジュリアン君が別の施設にうつる前の「お別れ会」だったので、この機会とばかりに私も同行させてもらった。

施設には今25人の障害孤児達(もう皆成人だけど)が暮らしていて、その人たちの中に入るとなんだかこっちがマイノリティで何が「ノーマル」なのかわからなくなってくる。どっちにしろフランス語なので、よくわかんないんだけど。皆で歌を歌ったり、ジュリアン君のプレゼントを順番に開けてあげたり、ケーキを食べたり...となんとも空気が温かい。一番障害の重いジュリアン君をヘルパーさん達も他の障害児達も心から大事にしているのが手に取るようにわかる。頭をなでたり、ホウにキスをしたり、皆ジュリアン君が大好きでしょうがないという感じ。

温かい空気が止まっているような不思議な空間の中で数時間。色々な意味で考えさせられた午後だった。またいつかジュリアン君を訪ねられる時まで。そして、ためらいもなく人を愛することを見せてくれた施設の天使達にも、心から良いクリスマスを祈った。
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