2012年01月13日 (金) | 編集 |
色々あります。
昨日は15kmほど離れたTremeloという街の老人ホームに行った。レセプションの女性からの「ホームに住んでいる老人の犬のトリミングをして欲しい」という希望だった。犬もOKなのかしらん、この老人ホーム。
到着し、誘導された場所はホーム庭一番奥のぼろ小屋。そこになぜかミリタリースタイルのヨボヨボのおじいさんが立っていて、足元にはヨタヨタの犬が一匹。毛はボーボーで、それが全身あらゆるところで毛玉になっている。顔の周りの毛は毛玉というか「泥玉」といったほうがよさそう。レセプションのモニックさんからは「すごい作業になりそうよ」と前情報はあったけど、ここまでひどいとは。。。もう羊のように全身にバリカン入れるしかない。
トリミング前。多分ブリヤードが入った雑種。
これは足の間。ボブ・マーリーもびっくりの毛玉のかたまり。
迷わず2mm歯で刈り始めて気が付いたのは、体のあちこちに脂肪腫があること。そして極めつけはお腹から垂れ下がっているこぶしほどの大きさのしこり。この犬はもう長くないだろう。しかし、ここまで放っておくなんて信じられない。あのミリタリー爺さんにはあとで文句を言わなくては。
足にバリカンをあてようとして、前足を持ったら犬が「ウギャー!」と叫んだ。この反応ちょっと異常だな。よく見ると、前足脇の狼爪(ろうそう:前足内側地面から1cmぐらいのところにある)が伸びてカールしている。ん?でもカールしている先は??ないよ、先っちょ。これってもしかして伸びすぎていて、カールした先が肉にささっているのでは。。。信じられない。
かわいそうな犬。
気の毒に思っていたらこの犬、私のトリミングテーブルの上でいきなりムリムリうんちをし始めた。それもすごーくやわらかいヤツ。
ぎょえー!!!止めてくれ~。思わず犬をつかんで、バスタブに。腕にまでついたよ、ウン。しかもトリミングトラック、スペースが狭いので、においが充満して耐えられない。20分かけて掃除して、ウンチを外に出して、ちょっと一息。なんでこんな仕打ちを受けなくてはいけないんだ?
かわいそうな私。
あのクソ爺、マジに腹が立ってきた。もうここには2度と来ない!!!
この後犬を洗って、洗ったついでに肉に刺さっていた狼爪を血が出るのを覚悟で切ってあげた。切り落としたのは1cmぐらいでその半分が肉に刺さって膿が出ていた。これじゃあ、痛いよな。
ということで、なんとか終わったトリミング。あんた誰?
お腹が垂れ下がっているのがわかるでしょ。しこりも見えるね。
モニックさんいわく、この犬は昔住人の誰かが連れてきた犬で、外の小屋に置かれているだけということ。ミリタリー爺さんはただ単に餌をやっているだけだった。そうか、怒ってもしょうがないのか。クソ爺なんて呼んでごめんよ、爺さん。彼が犬のお腹のしこりに気付いて、老人ホームが獣医に連れて行ってくれたんだけど、獣医から「こんな状態では手術どころではない。Dog in the Houseに来てもらって、まずトリミングしてもらうこと」と言われたらしい。Tremeloの獣医といえば、パスカルか。そういえば11月に彼女の愛犬のトリミングに行ったっけなぁ。あの時パンフレットをごっそり置いてきたのよね、私。宣伝してくれたんだから、もう来ませんなんて言うわけにはいかないなぁ。ありがたいやら悲しいやら。
これも経験か。料金はしっかりいただきましたよ、掃除してる時間も込みでね。
昨日は15kmほど離れたTremeloという街の老人ホームに行った。レセプションの女性からの「ホームに住んでいる老人の犬のトリミングをして欲しい」という希望だった。犬もOKなのかしらん、この老人ホーム。
到着し、誘導された場所はホーム庭一番奥のぼろ小屋。そこになぜかミリタリースタイルのヨボヨボのおじいさんが立っていて、足元にはヨタヨタの犬が一匹。毛はボーボーで、それが全身あらゆるところで毛玉になっている。顔の周りの毛は毛玉というか「泥玉」といったほうがよさそう。レセプションのモニックさんからは「すごい作業になりそうよ」と前情報はあったけど、ここまでひどいとは。。。もう羊のように全身にバリカン入れるしかない。
トリミング前。多分ブリヤードが入った雑種。
これは足の間。ボブ・マーリーもびっくりの毛玉のかたまり。
迷わず2mm歯で刈り始めて気が付いたのは、体のあちこちに脂肪腫があること。そして極めつけはお腹から垂れ下がっているこぶしほどの大きさのしこり。この犬はもう長くないだろう。しかし、ここまで放っておくなんて信じられない。あのミリタリー爺さんにはあとで文句を言わなくては。
足にバリカンをあてようとして、前足を持ったら犬が「ウギャー!」と叫んだ。この反応ちょっと異常だな。よく見ると、前足脇の狼爪(ろうそう:前足内側地面から1cmぐらいのところにある)が伸びてカールしている。ん?でもカールしている先は??ないよ、先っちょ。これってもしかして伸びすぎていて、カールした先が肉にささっているのでは。。。信じられない。
かわいそうな犬。
気の毒に思っていたらこの犬、私のトリミングテーブルの上でいきなりムリムリうんちをし始めた。それもすごーくやわらかいヤツ。
ぎょえー!!!止めてくれ~。思わず犬をつかんで、バスタブに。腕にまでついたよ、ウン。しかもトリミングトラック、スペースが狭いので、においが充満して耐えられない。20分かけて掃除して、ウンチを外に出して、ちょっと一息。なんでこんな仕打ちを受けなくてはいけないんだ?
かわいそうな私。
あのクソ爺、マジに腹が立ってきた。もうここには2度と来ない!!!
この後犬を洗って、洗ったついでに肉に刺さっていた狼爪を血が出るのを覚悟で切ってあげた。切り落としたのは1cmぐらいでその半分が肉に刺さって膿が出ていた。これじゃあ、痛いよな。
ということで、なんとか終わったトリミング。あんた誰?
お腹が垂れ下がっているのがわかるでしょ。しこりも見えるね。
モニックさんいわく、この犬は昔住人の誰かが連れてきた犬で、外の小屋に置かれているだけということ。ミリタリー爺さんはただ単に餌をやっているだけだった。そうか、怒ってもしょうがないのか。クソ爺なんて呼んでごめんよ、爺さん。彼が犬のお腹のしこりに気付いて、老人ホームが獣医に連れて行ってくれたんだけど、獣医から「こんな状態では手術どころではない。Dog in the Houseに来てもらって、まずトリミングしてもらうこと」と言われたらしい。Tremeloの獣医といえば、パスカルか。そういえば11月に彼女の愛犬のトリミングに行ったっけなぁ。あの時パンフレットをごっそり置いてきたのよね、私。宣伝してくれたんだから、もう来ませんなんて言うわけにはいかないなぁ。ありがたいやら悲しいやら。
これも経験か。料金はしっかりいただきましたよ、掃除してる時間も込みでね。
スポンサーサイト
この記事へのコメント
こんな顔だったんですねえ。トリミング前の顔がわからないですが、トリミング後の顔はなんかニコっと笑っているようにも思えます。
しこりが大きいですね・・よくなってほしいです!!
しこりが大きいですね・・よくなってほしいです!!
すごいお仕事なさいましたねー!!
お疲れさまでした。
しかし... このワンちゃん、可哀想ですね...。
大きい犬で高齢になって来ると、脂肪腫多いですよね。
うちもこないだ12歳のフラットコーテッドレトリーバーが来てくれたんですが、お腹に大小いくつも有りました。
狼爪も... あぁ~痛そう。
私は‘もうすぐ肉球に刺さりそう’なのは何頭か経験しましたが、こんなのは... 想像しただけで泣きそうです。
でも今回、MIKOサンにトリミングしてもらえてこの子、良かったですね。
スッキリしてると思います
お疲れさまでした。
しかし... このワンちゃん、可哀想ですね...。
大きい犬で高齢になって来ると、脂肪腫多いですよね。
うちもこないだ12歳のフラットコーテッドレトリーバーが来てくれたんですが、お腹に大小いくつも有りました。
狼爪も... あぁ~痛そう。
私は‘もうすぐ肉球に刺さりそう’なのは何頭か経験しましたが、こんなのは... 想像しただけで泣きそうです。
でも今回、MIKOサンにトリミングしてもらえてこの子、良かったですね。
スッキリしてると思います
ほんと。トリミング前の写真撮っておいてよかったですよ?差がわかる。
脂肪腫、悪性じゃないといいですね。
脂肪腫、悪性じゃないといいですね。
この爪の部分だけでも随分楽になったと思います。顔もバリカンあて始めは随分いやがってたんですけど、皮むいたみたいに毛が落ちて行くにつれ楽になったのか、少しおとなしかったです。でも油断した。あそこでウンをされるとは。年寄り犬は1時間半ぐらいしたら、一回外に出すべきでしょうかね。
| ホーム |